日日是気付

答えがないって分かっててもなぜか考えちゃうこと

『24 TWENTY FOUR 今日1日に集中する力』

 

実験を引用し、それにコメントをするようなかたちでまとめられている一冊。

最近、時間に追われて生きてしまっているような、常に焦っているような感じがしてたので、もっと目の前のことに集中したいなーと思って読んでみた本です。

 

目の前のことに集中する方法もそうだけど、それ以外にも生活の中で活かせるような心理的な知識がたくさん紹介されていてとても役に立った。

ので、いくつか引用して紹介いたします~

 

 

24 TWENTY FOUR 今日1日に集中する力』

出版社 ‏ :  アスコム (2022/12/16)

発売日 ‏ :  2022/12/16

 

 

ある実験の内容

コイン投げによってどのような決断をするかを決める

         ↓

結果、コイン投げの結果がどうであれ、(たとえば「会社を辞めるか、辞めないか」と悩んでいた人が、コイン投げによって辞めるという決断を下そうと辞めないという決断を下そうと)悩みを解決するために何らかの行動を起こしたひとは半年後の幸福度が高かった(!!)

 

 スティーヴン・レヴィフトの実験は、「転職や離婚といった重要な問題であっても、結局、正解を選んだか否かは、誰にもわからない」「コイン投げで決めた結果を選ぶべき道だと思い、進んでいくほうが幸せである。」というリアリズムを教えてくれます。

 

 方法はどうであれ、人間は進む道を決めたら、その選択を後悔しないように行動します。

悩んでいる状態を続けるよりも、どうであれ何かしらの決断をして実行してしまう方が幸福度が高くなる、というのはとても面白い

決断を間違えたらどうしよう~って思っているよりもとりあえず行動してしまった方が良いということですねナルホド

 

錯覚的真実効果とは、「正しい情報であれ正しくない情報であれ、何度も繰り返されるものを見ると、それがより真実のように思えてくる」というものであり、キングストン大学のヘンダーソンらの研究により、85%もの人に、この効果が見られることがわかっています。

最初はこっちが正しい、と思っていたのに、繰り返されるうちに、やっぱり間違っているのかも、と思うことあるある。

一種の洗脳的な?恐ろしい~~

同調圧力に似ていると思った。

惑わされないでいたいなァ。

 

ハワイ大学のハットフィールドらは、研究の結果、ネガティブな人と一緒に過ごすと、顔の表情や姿勢、声の出し方や動作まで似てきてしまうことを明らかにしており、「否定的な人と過ごす時間が長いほど、人は同じような考え方をするようになる」と言っています。

 

ひとはそもそも、ネガティビティ・バイアスを持っており、どうしてもネガティブなものに意識を向けてしまいます。

 

職場に今年度異動してきためちゃめちゃ口が悪いおばさんのことを思い出した(笑)

なんか、そのひとが異動してきてから、自分もめちゃめちゃ口が悪くなってしまったと思っていたので、もう少し距離を置こう~と思った。

 

ネガティブな人や情報に影響を受け、落ち込んだ状態から抜け出せない人は、自分のせいだと思い込まず、「今自分は抑うつ者のスキーマ(※うつ状態にある人には、自身に否定的な情報をよく思い出し、否定的な情報をもとに物事をとらえる傾向がある)の中にいるのだ」…と考えましょう。